一年間留学レポート ~カナダ編~
先月カナダ留学から帰国したばかりの、キャリアデザインコース3年生のNさん。
留学を決めたきっかけや、留学中の思い出などを聞きました。
1年生の夏にブータン短期留学に参加したことをきっかけに、「もっと長期間海外に滞在し、異文化を体験したい」と思ったため、思い切って一年間留学にチャレンジしました。
私が留学先に選んだカナダのBrookswood Secondary Schoolは、乗馬について学ぶための特別なコースがあります。小学生の頃から乗馬の経験があった私は、ぜひ馬についての知識をもっと深めたいと思い、この学校に留学することを決めました。授業は非常に実践的で、獣医・動物管理栄養士・動物マッサージ師など、様々な分野の馬の専門家達から馬の生態について学び、実際に働いている現場を見学させていただくことができました。また、協力性や積極性を養う「リーダーシップ」という科目があり、自分達で町や馬術の競技場に出て、ボランティアを行いました。
留学期間中お世話になっていたホストファミリーは、日本を訪れたこともあり、日本文化にとても理解のあるご家族でした。滞在中に何度もアウトドア旅行に連れて行ってくれましたが、中でも、スキーリゾートとして有名な景勝地Whistlerを訪れたことは、忘れられない思い出です。訪れたのは夏でしたが、雄大なカナダの自然に感動しました。
留学を決めた時はコロナウィルスのことなど想像もしていませんでしたが、世界的に感染が拡大してからは、留学生活にも様々な影響が出始めました。春と夏に開かれる予定だった大規模な馬術大会は中止となり、4ヵ月間乗馬クラブにも行くことができなくなりました。ですが、自粛期間を利用してカナダでの馬術資格の勉強に励み、帰国直前に合格することができました。例外的な出来事がたくさん起きた留学でしたが、その分決断力と行動力を身につけることができたと思います。
日本に帰国した現在は、獣医学部の進学を目指して勉強に励んでいます。将来は、馬や牛など家畜を専門にした獣医師の資格を取得したいです。「家畜の現状をたくさんの人に知ってもらい、動物のためのより良い環境を作っていく」という夢のために、頑張りたいと思います。
(キャリアデザインコース3年 M.N)
しっかりと自分の夢を持っていて、勉強家で努力家のNさん。コロナウィルス感染拡大による混乱の中で、留学中の彼女が目標を見失わずに頑張ってきたことが分かります。
次回は、アメリカでの一年間留学を経験した国際キャリアコース3年Yさんのレポートをお届けします。どうぞお楽しみに!