【3年生】「クレジットカードの使い方」「女性の性と健康」を学ぶ講演会(6/16)
6/16(水)、3年生の全クラスを対象に、外部講師をお招きしての講演会を実施しました。
成人年齢引き下げにともない18歳からクレジットカードを持てるようになったものの、まだ実際にカードを持ったことの無い高校生にとっては、
「どこからお金が支払われるの?」
「キャッシュカードとはどう違うの?」
など、分からないことだらけです。
今回は、クレジットカードのレプリカが一人ひとりに配られ、基本的なクレジットカードのしくみから、支払い方法ごとの注意点、実際に困ったことが起きた時の対処法などを教えていただきました。
開始前は、
「そのうち自分もクレジットカードを持つかも」
という実感があまりわかず、ピンとこなかった生徒もいたようですが、終了後のアンケートでは
「キャッシュレス化がどんどん進んでいくから、クレジットカードは大切だと思った」
「インターネットで買い物や支払いをする時に、持っていた方が便利だと分かった」
等の感想が寄せられました。また、
「どんどんお金を使えてしまうので、今回支払い方法や明細の見方をきちんと教えてもらえて良かった」
との声も。
初めてクレジットカードを持つということは、ある意味“大人の仲間入り”のように感じられるかもしれませんが、同時に大人としての責任が生じる瞬間でもあります。いつかきっと来るその日のために、今回学んだ知識を役立ててもらいたいです。
「性教育」と言っても、女性や男性のからだのしくみを知ることだけが目的ではありません。今回は、生徒達に事前にアンケートを実施し、生徒達が特に知りたいと思っていることについて、包み隠さずお話をしていただきました。
「生理痛の辛さを家族や周りに分かってもらえない」
という、自分のからだに関する悩みから、
「誰ともつき合った経験が無いと、周りからバカにされそうで不安…」
「同性同士を好きになるのはおかしなことですか?」
というような、人には打ち明けづらい切実な悩みや苦しみも寄せられていました。性に関する悩みを人に共有することを、何となくタブーのように感じてしまう生徒もいるかもしれませんが、講師の先生はどんな悩みも否定せず、分かりやすいことばで、ひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。
「どんな性のあり方も、どんな選択や行動も、尊重されるべき。だからこそ、性に関して正しい知識をもって向き合うことが大切」
という言葉を、生徒達は真剣に受け止めているようでした。
3年生は、これからあと10ヵ月もすれば高校を卒業し、社会人として歩き出します。様々な場面において、自分の責任で行動を選択しなければなりません。知識を「テストや成績のために身につけるもの」とだけ捉えるのではなく、「自分自身の生き方を考えるためのもの」として向き合っていってくれれば嬉しいです。