【国際交流】フィリピン短期留学の実施報告
11月16日(土)
マニラ市内にある国立自然史博物館へ連れて行っていただきました。6階建ての館内には、フィリピンの動植物の生態系や化石、地質学などテーマ別に展示されており、朝早くから、子どもから大人まで、たくさんの人で賑わっていました。館内には、「生命の木(Tree of Life)」という大きなモニュメントがあり、遺伝子の二重らせん構造に着想を得てデザインされたものだということでした。
続いて、近くにある国立人類博物館へ。こちらはフィリピン各地で発掘された先史時代からの遺物などが展示されている人類学博物館です。約3万年前にフィリピンに移住してきたとされるネグリトに関する展示では、スペイン統治前、国ができる以前の人々の生活や文化について学ぶことができました。また、ミンダナオの先住民族に関する展示もあり、多民族国家としてのフィリピンを実感することができました。中でも伝統的な衣類や装飾、陶器、手織りのかごや器の展示には、アジアの国々の伝統工芸品と共通したものも多くありました。
フィリピンの自然や歴史について学んだ後は、シャングリラ・モールへ連れて行っていただきました。高級感のあるモールで、生徒たちはご飯を食べたり、買い物を楽しんだりしていました。
11月17日(日)ー11月18日(月)
この日は夕方から台風24号が接近しており、シグナル2が発令されたために、17日(日)は寮で待機することになりました。生徒たちは室内で元気そうに過ごしており、デリバリーして頂いた、Jollibeeというフィリピンのファストフードを喜んで食べていました。日曜日の夜、地元政府の指示より、月曜日の学校が休校になる旨の連絡が入りました。本来ならば学校の最終日だったため、生徒たちは残念がっていましたが、朝起きてみると晴天だったため、近くのモールで一日過ごすしたりして楽しみました。
11月19日(火)
朝10時に空港へ向けて出発の予定でしたが、前日に学校に行かれなかったこともあり、朝のホームルームに参加させていただきました。学年ごとに2〜3人ずつ別れてホームルームに入り、一週間一緒に過ごしたバディやお友達との最後のお別れを涙ながらにしていました。その後、校長先生や先生方にお別れをした後、学校の車でマニラ市内の渋滞を通りながら、ニノイ・アキノ国際空港へ。帰国の途へ着きました。
約1週間と長くて短い留学でしたが、生徒たちは皆、フィリピンの人々の優しさや、あたたかいおもてなしに大変感銘を受けた様子で、「来年も参加したい!」と言う生徒も何人もいました。
ミリアムカレッジの先生方、生徒のみなさん、本当にありがとうございました。