沖縄、シンガポール、ロンドンへ!2学年修学旅行現地レポート⑤
【沖縄より/進学・生活・総合類型】
ついに修学旅行も最終日を迎えました(11月9日)。この日も沖縄の空は青く、最後まで生徒たちの修学旅行を見守ってくれているようでした。
この日は各類型が集合し、首里城見学です。厳かな雰囲気が漂うこの建築物を生徒はじっくりと真剣に見学し、変わった建築様式や色使いを目の当たりにし、ここに栄えた異文化・王国が確かにあったことを肌で感じていました。
そして、最後は国際通りでの自由行動。それぞれの班、生徒が友人・家族・そして自分にお土産を購入しました。
この五日間、各類型で生徒たちは何物にも代え難い経験を得て、たくさんの思い出を作りました。
沖縄の歴史を事前に学んだからこそ感じる、本当に温かくて優しい現地の方の笑顔。
毎日どこか慌ただしいまま気づけないでいる自然の美しさとかけがえのなさ。
いつも学校では教室で座って勉強をしていますが、この五日間で生徒たちは実際に「体験」することの楽しさと意義を感じてくれたように思います。
普段の勉強は、時に「何のためにやるの?」と不満を持ってしまいがち。
ですが、知識と体験が結びついた時、そこから理解が生まれ、「もっと知りたい」という次の勉強への意欲が湧きます。
また東京での学校生活が始まりますが、この旅で感じた疑問や課題、そしていつ来るかわからない「体験」をより意義深いものにできるよう、より一層勉学に邁進してくれることを願っています。
【ロンドンより/国際・マルチメディア表現コース】
旅の最終日、今回はマルチメディア表現コースよりレポートです。
観光最終日となる四日目の午前中は、ロンドン最大規模の美術館ナショナルギャラリーを見学しました。
入ってまず、生徒たちを圧倒したのはその膨大な作品数!しかもこれらのコレクション、よーく見てみると、ダヴィンチ、ルーベンス、モネ、セザンヌ・・・などなど、誰もが知っている超有名画家の作品があちらにもこちらにも!!
「これ、教科書で見たことのあるやつだ!」
「えっ、これゴッホが描いた本物のひまわりなの!?」
と、生徒たちも夢中。美術館を出た後、自分なりのお気に入りの一作を目を輝かせながら報告しあう姿は、なんとも満足そうでした。
ナショナルギャラリー前にて
午後はいよいよ、修学旅行のハイライトとも言うべきロンドン市内での班別自主研修!
旅中、この素晴らしい街並の中を、
「早く自由に歩きまわりたい!」
「自分たちのペースで写真を撮り、映像を残し、時にはスケッチをしたい!」
とウズウズしっぱなしだった生徒たちは、言葉の通じない異国の地を歩く不安もどこへやら、待ちきれないとばかりにそれぞれ市内のあちらこちらに散らばって、時間をめいっぱい使って各々思い出深い大冒険をしてきたようでした。
自主研修を無事終え、いざ日本に帰国!となると、「○○もしたかった!」「○○もゆっくり見たかった!」など、いい意味で欲が出てきていました。
マルチメディア表現コース生としての時間も残り半分!しかし、表現者としての道はまだ始まったばかりです。
決して大げさでなく、今後の表現者人生において今回の旅で受けた刺激や磨かれた感性を、様々なフィールドでの創作活動を通してぜひとも活かしていってほしいと思います。