カナダ修学旅行レポート(10/24-29)
国際キャリアコースとマルチメディア表現コースの2 年生は10/24〜29までの日程で修学旅行としてカナダ・バンクーバーを訪問しました。
修学旅行1日目は観光地としても有名なグランビルアイランドをさっそく訪れ、パブリック・マーケットを自由に散策。カナダらしいかわいいお店がたくさんあり、また日本ではあまり見かけることのない食材や野菜が店先に並び、生徒達は興味津々でした。
その後スタンレーパークへ移動し、カナダのシンボルとも言われるトーテムポールの前で記念写真。間近で見ると細かい動物の彫刻や彩色がされていて、カナダ先住民の伝統文化がストレートに伝わってくる感じでした。
1日目の最後は展望ビルからバンクーバーの街並みが360度一望できるLook Out。この時期のバンクーバーの景色は、街のあちらこちらにある木々が 色とりどりに黄葉していてとても素晴らしい眺めでした。
初日は緊張感と時差の関係で生徒達にとっては長い1日になったようですが、明日はマルチメディア表現コースの生徒達はヴィクトリアを訪問予定、国際キャリアコースの生徒達はいよいよホームスティが始まります。ホストファミリーとの交流を通して、カナダの文化や歴史に対する理解を更に深めていきます。
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2日目の国際キャリアコースはノースバンクーバーにあるキャピラノ渓谷にある吊り橋を訪問。約70mの高さにかかっているこの橋は中央に近づくにしたがって揺れが大きくなり、スリル満点!生徒達もその揺れを怖がりながらも大盛り上がりでした。
その後グランビルアイランド、スタンレーパークを見学したあと、いよいよホストファミリーとの対面式。みんな不安と緊張を抱えながらも、ホストファミリーの優しい対応にホッとしたようで 、元気よく挨拶を交わしてそれぞれの家に向かいました。
マルチメディア表現コースの生徒達はフェリーに1時間30分ほど乗り、そこからバスを乗り継いでビクトリア島のダウンタウンを散策。歴史ある州議事堂の前で記念写真を撮った後、英国情緒が溢れる海沿いの街を散策しながらそれぞれにランチやお店のリサーチを楽しんでいた様子です。
帰りのフェリーからはとても綺麗な夕陽を眺めることができ、生徒達もその眺めに心を癒されながらも写真をたくさん撮っていました。修学旅行2日目もまだまだみんな元気そうです。
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3日目、マルチメディア表現コースの生徒達にとってはメインイベントの日で、午前中はカナダ国内でも有名なエミリー・カー芸術大学を訪問。在校生の案内で、詳しい授業内容の説明を伺いながら大学内を見学しました。
バンクーバーでは3Dアニメーションやゲーム・映像制作の分野が新しい産業として急成長。従来の芸術を追究する分野とデジタル技術を駆使した新しいデザイン分野をバランスよく学ぶことができ、海外からの留学生も増えてきているようです。どの分野も作業スペースと機材がとても充実しており、日本と比較して羨ましくなるような教育環境でした。滅多に見ることができない、海外の学生さん達の創作活動を生で見ることができ、生徒達にとっては大変貴重な時間となりました。
午後からはUBC人類学博物館とバンクーバー美術館を訪問。博物館ではカナダ先住民の文化と歴史を伝える遺物が多数展示されており、特に巨大なトーテムポールの景観は圧倒的でした。
また美術館では午前中見学した大学の校名にもなっている地元の女流作家、エミリー・カーの作品を一堂に見ることができ、先住民の文化に大きく影響されたその作風に生徒達の関心が高まっていました。特にビクトリアの手つかずの自然の森をテーマにした作品が多く、そのリズミカルな筆使いが伝わってくるような作品が印象的でした。
国際コースの生徒達は今日は1日、バンクーバーのダウンタウンを班ごとに自由に見学。街を散策しながらも日頃の学習成果を試すかのように、みんな積極的に地元の人達と英会話の実践練習。カナダの人達は日本人に対してとても友好的で、ホストファミリー達のおかげもあり、だんだん自然と英語が話せるようになってきている様子です。
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修学旅行4日目、マルチメディア表現コースの生徒たちは市内にある、バンクーバー博物館を訪問。ここは戦後のアメリカの文化や生活の様子がリアルに展示されており、なかなか見ることのできない、本物の古いアメ車や電化製品、洋服などを見ることができ、とても見応えがありました。
特に今では日本で見ることが少なくなってきた、本物のピンボールで遊べたり、80年代にアメリカで大流行したテレビゲームをやったり、見学時間はあっという間に過ぎてしまいました。
午後からはバンクーバー市内を班ごとに自主研修。みんな、ここぞとばかりお土産を沢山買い込んで、買い物袋をいくつも抱えてホテルに戻ってきました。
国際キャリアコースの生徒たちはビクトリアを訪問。英語を話すことにも、街の雰囲気にもだんだん慣れてきたため、ますます街の散策が楽しくなってきたようです。カナダは日本以上に環境に対する意識が高く、エコバッグや簡易包装が普及しており、この数日間過ごしただけでも様々な文化の違いが感じられたことでしょう。
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カナダ修学旅行最終日は、バンクーバー空港へ向かう途中にある、エリザベス・パークに立ち寄り、そこでカナダの雄大な山脈の景色を最後に楽しみました。この時期のバンクーバーはほとんど毎日曇り空で見晴らしが余り良くないのですが、今日に限って薄日が差すぐらいまでお天気が回復し、カナダの山々の景色と、公園の見事に色付いた木々の自然の色彩美を楽しむことができ、生徒たちはとても満点そうでした。
バンクーバー空港に到着後はチェックインもスムーズに行われ、JAL017便で無事成田空港に到着、解散となりました
今回が初めての、海外旅行だった生徒が多く、出発前は不安と緊張で硬い表情をしていた生徒たちではありましたが、この1週間の経験により、責任感と自立心が身についたことでしょう今後の生徒たちの変化と成長がとても楽しみです。
国際キャリアコース・マルチメディア表現コース