特色ある授業
こども国連環境会議推進協会主催・ワークショップ開催
7月8日(土)、選抜クラス1,2年生を対象に、「こども国連事務局」の講師の方々を本校にお招きして「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals 通称SDGs)」をテーマにしたワークショップを開催しました。持続可能な開発目標とは具体的には「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」といったもので、国連総会で2015年に採択された具体的な行動指針です。
地球規模の課題を考える第一歩として、カードゲームを通して、現在から2022年そして2030年の地球をどのように作り上げていくか?各チームの目標を達成しながら考えます。例えばペアでお金を集めるという目標が与えられた場合、お金を集めるためにさまざまなプロジェクトにチャレンジします。他グループと交渉しても構いません。しかしそのペアの目標が達成されても、その一方で環境破壊を招くことが生じた場合、自らの目標を達成するべきか、環境の保全を優先するのか、まさに現代社会の縮図の中でどう行動するかを体験できる内容です。目標が達成できたら、他のグループのために行動することも可能です。経済的な目標を優先するあまり、環境を悪化させてしまい、それに気付いた他のグループが環境改善のために自らアクションを起こすなど、自発的に行動する生徒が多く見られたのが印象的でした。
後半は、このゲームの中でなぜ環境破壊が進んでしまったのか、そして最終的にそれを改善できたのはどのようなアクションがあったからなのかということをレゴブロックで表現し、グループで意見交換。生徒達の議論は予想以上に白熱し、地球環境やこれからの世界のあり方について真剣に考えることができました。
1,2年生の合同ワークショップとして、学年を越えて、地球規模の諸問題を議論し合える大変貴重な機会となりましたが、今後もこのようなアクティブラーニングを積極的に取り入れていきます。選抜クラス