ブータンに到着!! ブータンの玄関口、パロ空港は爽やかな開放感のある空港でした。滑走路は、民家や道路の近くなので着陸するときは、ハラハラしました。
空港から学校に案内されるまでのドライブの中、牛や馬が道路を自由に歩いているのを見て驚きました。家の作りがとてもクラシカルでデザインが素晴らしいので、感動のためいきばかりです。
タイムスリップしたかのよう!! 何と言っても緑の山々に囲まれた大自然の中、タイムスリップしたとしか言いようがありません。
学校に到着すると、ウェルカムティーで歓迎していただき、黄色の甘いライスと塩とバターのティーをいただきました。
これからランチタイムです。
毎週月曜日は全校集会です。
約400名くらいの男女の生徒がキラとゴースを巻いて集まりました。
日本から来た私たちを紹介してくれました。1人ずつ挨拶をしましたが、緊張していて、みなさんに伝わったのか心配です。
午前中、生徒は2人ずつに分かれ、高校3年生のクラスに行きました。
午後はお寺を観光します。
午後はマスクのミュージアムとゾン寺院に行って来ました。
マスクは、民俗芸能の踊りの時につけるものです。仏教の歴史や、ブータンに住む動物などの剥製が飾られてあり、風土、自然が理解できました。
ゾン寺院は、階段が多くとても大きな寺院でパロの市役所的なものかもしれません。
生徒は帰ってから、ウッドパルの生徒とスポーツを楽しみました。みなさん笑顔でとても親切です。
今日は各クラスに分かれ授業です。 昨日とクラスも違い、新たな気持ちでスタートです。
まず英語で自己紹介、リクレーションや、IT、などの授業をブータンの生徒に助けられながら楽しくできました。特に男の子の生徒が親切でどこにいくにも案内してくれます。エトワールでは考えられないことなのでいい思い出です。
リクレーションでは、2人綱引きや持参した縄跳びを使って二重跳びをやったりと、積極的に参加し、昨日より生徒たちとより身近に感じるようになりました。
午後の授業を終えたら、バスケットボールやバレーボール、サッカーなどの課外活動なので、その時間を利用して今日はダブルダッチに挑戦。
相手の話が伝わり、英語でお話できるようになるのはもう少しです。
明日はいよいよタクツァン僧院まで登ります。崖の上に立つお寺として世界的にも有名なタイガーネスク。
とてもハードな舗装のしていない道路を3時間かけて登って来ます。
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水曜日、朝食を7:00に食べ、7:30学校を出発!学校の車で、タクツァン僧院の登山口まで行きました。そこはすでに旅行者が途中まで利用する、馬の駐車場になっていました。
リュックの中には、水、スナック菓子、果物を入れ、ステッキを持ち、いよいよ出発です。
登り始めから道が険しく、このままあの遠くに見えるタクツァン僧院まで行けるのかと生徒たちは心配顔でした。
牛の糞や、馬の糞などが道しるべのように続いていて足元が滑るので、要注意です。ところどころ休憩をとりながら、中間地点までいくと、目的地が近くに見えるようになり素晴らしい景色に感動です。そのあと1時間あまり歩くと、下り坂の階段が続き、そして上り坂その途中には滝があり、いよいよ上には目的地のタクツァン僧院です。
襟元をしめ、長袖をきて、ズボンを履いて、荷物は全て置き、身ひとつで僧院の中へ。
断崖絶壁に立っているとは思えないほどしっかりした造りで、ブータンに仏教を広めたというパドマサンババが、8世紀に飛虎の背に乗って舞い降りたという伝承からこの断崖絶壁をタク(虎)+ツァン(隠れ家)と呼ぶそうです。ここでお祈りをして虎が住んでいた洞窟を覗き、そして帰り道。下り坂のほうがとても危険で慎重に降りて来ました。全行程5時間半、大変な登山でしたが、素晴らしい景色とチベット世界全体から巡礼者が訪れるという僧院を見学できて最高の経験ができました。
駐車場に降りてきたときの、みんなの笑顔が印象的な1日でした。
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木曜日はチェレ・ラ ドライブ。
前日の山登りで生徒たちも少々疲れ気味ではありましたが、今日は朝食後、9時に集合してお水とスナック類を車に持ち込んでドライブに出発です。
パロシティと、ハシティとの境に位置する道路で、
ブータン舗装自動車道路としては、
標高が最高地点まで走っているそうです。 木々の間をくねくねと何度も曲がり、だんだん空気が冷たくなり、
持っているスナック菓子が気圧の関係で今にも袋が破裂しそうでしたが、
まわりの景色が森林限界になる頃広い草原が広がりました。
ブータンのまわりの山々を一望できる場所で、
高山植物が一面に咲いていました。
標識には、3,988mと表示されており、なんと、
富士山より高いところまで車で来てしまったことになります。
そこからまた100mほど登り、お花畑の草原で写真タイムです。標高4,100mのピークへと道は続いていました。
同じ道を引き返し、学校に戻ってランチタイム。
ランチの場所が今日はキンダーガーデンで、
5歳から12歳までの生徒が私たちを待っていました。お祈りを捧げたあと昼食を一緒にいただきました。
今年から始まった学校で寮生活です。子どもたちは朝の6時から、
3食のご飯をはさみ、ずっと勉強をしているようで今から将来が楽しみです。
私たちも今日はランチの後、
各クラスに分かれお勉強タイムで頑張りました。
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金曜日はティンプートラベル。
ティンプーはブータンの首都で最大の都市であり、USドルが使えるとあって、
生徒たちは観光の他にショッピングも楽しみにしている様子でした。
パロから向かう自動車の窓から見える景色は、
北海道の層雲峡を思わせるような崖が続き、
寺院が所々にあるのですがそのまわりの畑は唐辛子畑です。
2時間あまり行くと、ティンプーに到着です。
街並みを抜けて、山の中を登って行くと、
軽井沢のような木々が立ち並び、窓からの風は冷たく、
その道をひたすら走ると、寺院に到着。
パロの寺院とは装いが違うということだったのですが、
今は見学できないということで写真だけ撮り、その後、
ティンプーの中心にある小さな小屋が立ち並ぶ商店街を見て歩きま
した。どの店も同じようなものが売られているのですが、
何を買っていいか迷いながらも、
ブレスレットやタクツァン僧院のマグネットなど可愛い小物を購入
していたようです。だいたい200円から500円くらいで、
バッグ類になるとハンドメイドなのでとても高くなります。
その後、ランチタイム。とても高級なホテルレストランに行き、ランチメニューを注文。
チキンと、マッシュルームのスープと、ヌードルと、
アップルパイとアイスクリームのデザートでした。大満足で、
次の見学地zooに行きました。ここは、
広い敷地に2種類の動物がいる動物園で、
ここにしか生息しない鹿がいました。
そのあとは、あのブータンのキングがいらっしやるパレスと、
ティンプーのゾン寺院を上から写真を撮り、
次にヒンズー教の信者が修行を行う山の上の銅像まで行きました。
そこは何百人もの信者がテントの中で三ヶ月間、
共に暮らしながらお経を唱えるということで、
中に入るのがとても厳しく、異様な雰囲気の中、
大きな銅像を見上げながら写真を撮って、早々に引き上げました。
ティンプーはパロとは雰囲気が全く異なり、都会的なビルが立ち並ぶビジネスの街といった感じで、ブータンのイメージが大きく変わる一日でした。
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最終日「さよならパーティー」土曜日の朝食の時間、今まで現地でお世話になった先生方がいらっしゃって、
この1週間を振り返えりながら談話を楽しみました。
9時から体育館で「さよならパーティー」を催して頂き、演奏、
ダンス、歌、民俗芸能など、
皆さんの得意分野を披露してもらいました。本校の生徒たちは、この日のためにダンスを練習していたのですが、本番では全員で日本の歌を披露しました。
パーティーの最後には、引率教員がこの1週間お世話になった感謝の気持ちを込めて挨拶をし、みなさんとの別れを惜しみました。
生徒たちの解散の後、先生方との写真を撮り、
とても楽しかったいろいろな思い出を話し、
ブータンにまた来ることを約束。生徒たちは涙を流しながら、
手紙の交換をしていました。
ランチには松茸のバター焼きが添えられ、生徒たちも大盛りに盛り付けブータンでの最後の食事をじっくり味わっていた様子でした。
お世話になった現地の人たちとの別れの時間が迫り、車に乗り込むと、ブータンの生徒たちが集まって来て、「帰りたくない」と、お互いに抱き合って涙を流し別れを惜しんでいました。
空港までの車の中からいつも見て来たブータンの風景を目に焼き付けながら、いつか語学力をもっと高めて、またここへ戻ってきたいという気持ちを強く抱きながら日本へと向かいました。
この1週間、私たち日本の高校生を温かく迎え入れてくださったブータンの皆さん、本当にありがとうございました。