世界各地へ!2学年修学旅行現地レポートファイナル!
【イギリスより】いよいよロンドンを離れ、日本に帰国する日となりました。沢山のお土産と思い出をトランクに積めて、ロイヤルナショナルホテルをバスで出発し、ヒースロー空港へと出発。国際コースの生徒たちは日頃の学習の成果を確かめるように、現地の人達とのコミュニケーションを楽しめた旅行となり、英会話に対する自信がさらについたことでしょう。一方マルチメディア表現コースの生徒たちはここ数日で英語の簡単な受け答えも自然に出来るようになり、搭乗手続きや荷物のチェックインなども自分たちでこなし、とても頼もしい様子でした。帰りは行きよりも1時間短かったのですが、11時間半という長いフライトにも少し慣れた様子で、それぞれに自分の時間を上手に活用しながら過ごし、無事成田空港に到着。今回色々とお世話になったツアーコンダクターの角田さんに感謝のお礼を述べ、生徒たちは家路へと向かいました。
今回が初めての海外旅行という生徒も多く、異国の地への旅に不安を抱えていた生徒も少なくなかったことでしょう。けれども現地では積極的に地元の人達に話しかけ、異国の人たちとのコミュニケーションを楽しんでいる場面が多く見られました。今回の旅行をきっかけに、もっともっと英語を勉強したいという気持ちが高まったことでしょう。また目に映る全てのものが真新しいものばかりで、世界観がガラリと変わり、視野がぐっと拡がる1週間となりました。日本を飛び出し、異国の地での文化や歴史、現地でのコミュニケーションを学び、感性を磨き、様々なファーストトライができたこの修学旅行は、生徒たちにとって生涯に渡る、大切な思い出になることでしょう。
【シンガポールより】シンガポール旅行の後半は、現地の女子大生の方々に案内をしていただきながらチャイナタウンや繁華街でお買い物をしたり、シンガポール名物であるナイトサファリに行って、乗り物に乗りながらなかなか見ることができない、夜の動物たちの生態を見たり、海外旅行気分を満喫しました。4日目に訪れたユニバーサルスタジオは、パーク内全体がすでにクリスマスの飾りつけがされていて、とてもロマンチックな気分を味わうことができました。絶対乗りたいと思っていたジェットコースターに何度も乗れて、最高でした。また5日目に訪れたセントーサ島は、白砂のビーチが有名なリゾートアイランドで、島全体がテーマパークのようになっており、ゴーカートや3Dシューティングゲーム、バーチャルジェットコースターなど、様々なアトラクションが楽しめてとても充実した1日となりました。
最終日は朝5時半に起きて荷物を片付けて空港に向かいましたが、あっという間の5日間で日本に帰るのがとても寂しい思いでした。帰りの飛行機では今までの疲れが一気にでたのか、日本に着くまでずっと寝ていましたが、時差は1時間だけなので体調はいつもと変わらない感じでした。今回の旅行を通して海外の国がとても身近に感じられるようになり、もう少し英語が話せるように勉強をして、いつかまた海外旅行をしてみたいと思っています。(2年C組 降旗 耀姫)
【沖縄より】沖縄修学旅行の最終日は、午前中は首里城見学、午後からは那覇市で一番の繁華街である国際通りで班ごとに自主研修でした。首里城では琉球王国時代の文化に触れ、沖縄が独自で育んだ歴史について多くのことを学ぶことができました。午前中は曇り空でしたが、国際通りに着いた頃には沖縄らしい青空と太陽の日差しに恵まれ、生徒たちは思い思いに、家族・友達へのお土産や自分の買い物をとても楽しんでいた様子です。
この4泊5日の修学旅行で、日頃の授業では経験することができない、数多くの体験学習を通して、人としてまた一歩、大きく成長してくれたことと思います。この貴重な経験を糧として、自らの進路に向かって残りの高校生活を頑張ってもらいたいと思います。
≪生徒の声≫今回私たちは、4泊5日で沖縄へ行ってきました。ひめゆり平和祈念資料館では、実際に戦争に巻き込まれ、学徒隊として負傷した兵の手当てをしていた宮城さんの講演を聞きました。私たちは修学旅行の前に『ひめゆりの塔』の映画を見ていましたが、実際にお話を伺い戦争のむごさや哀しさを更に実感することができました。戦争と平和についての見方も変わり、今後私たちが考えていかなければならない大きな課題だと思いました。エイサー鑑賞では、あいにくの大雨で広い会場で見ることができませんでしたが、物産館の一角を借りて、見ることができました。優雅な「四ッ竹」という踊りから入り、獅子舞の登場、そして太鼓を使い大きく足を動かすエイサーには、その迫力に圧倒されました。4日目は海に入り、マリンスポーツを行いました。前日の天候も悪く、予定していたもの全てを行うことはできませんでしたが、それでも沖縄の美しい海にとても感動しました。まだまだ沖縄で見学した場所や、感銘を受けたものや考えさせられたことはたくさんあるのですが、何より充実した4泊5日を過ごす中で、本当に良い経験ができたと思っています。(2年A組 長谷島仁美)
【京都より】関西コースの最終日は朝から2つのコースに分かれて、体験学習。まずAコースは、七条甘春堂にて京菓子作りに挑戦!伝統的な京菓子を3つ製作し、自分で点てた抹茶と共にいただきました。次に 平安神宮を見学したあと、昼食は六盛にて、ひとつひとつ丹精込めて作られた木桶に京料理が織り込まれた有名な「手おけ弁当」を美味しくいただきました。そして最後に安達組紐館にて組紐(ストラップ)作りに挑戦。東京に戻ったあと、手元に送られてくるのがとても楽しみです。一方Bコースは、老松にて京菓子作りをしたあと、大徳寺を見学。境内、高桐院の庭園は薄らと紅葉したもみじがとても綺麗でした。昼食は泉仙にて、鉄製の丸い器に入った精進料理である「鉄鉢料理」を堪能。完食すると7枚の器を綺麗に重ね、1つにまとめることができますが、これができた生徒はたったひとりでした。そして最後は今井半念珠にてブレスレット作り。みんなそれぞれに送る相手を思いながら、心をこめて真剣に取り組んでいました。最終日も盛り沢山の体験をした後、14時すぎに京都駅にて合流し、全員無事に東京駅に到着しました。
長いようであっという間の5日間。広島での平和学習や京都での文化、歴史探訪はもちろん、時間厳守で行動すること、自分で考えて行動すること、みんなで助け合うこと・・・各々いろいろな経験をして少し成長することができた5日間であったように思います。そして、何よりみんな楽しく過ごすことができ、高校生活で一番の思い出となる旅行となったことでしょう!