本校初！ロンドンー東京をつなぐ、遠隔授業を実施！
マルチメディア表現コースの3年生を対象に、イギリス・ロンドン滞在中の教員がネット回線を活用して双方向の映像と音声で授業を展開、本校初の遠隔授業を行いました。
今回の遠隔授業は、ロンドンの中心地、エロスの像がある広場の映像からスタート。2学年イギリス修学旅行に引率している本校の教員がiPhoneで撮影したライブ映像が、モバイルWiFiおよびネット回線を通して教室に送られてきたわけです。ちょうど1年前、自分たちが修学旅行で訪れたその場所の生の様子が見れて、生徒たちは懐かしさでいっぱいだったようで、一斉に大きな歓声が上がりました。そこから大英博物館まで徒歩で移動する間の街の様子が大型ディスプレイに映し出され、画面に映る現地の教員と、本校でパソコンに話しかける生徒たちの間で様々なやりとりが行われました。時差の関係でロンドンの景色は夜でしたが、すでにクリスマスデコレーションが始まっており、日本とは違うロマンティックな景色にみんな釘づけでした。また、予めインストールされていたソフトを利用してロンドンの教員が教室のパソコンを遠隔操作しながら授業を展開。目の前の全く無人のパソコンのカーソルが勝手に動きだし、画面が次々と変わる様子に生徒たちは驚きの連続でした。現地の教員がその場で録画・編集をして、ＹｏｕＴｕｂｅにアップした今回の旅行の様子の映像を見ながら、先端のモバイルツールの活用方法やその発信方法、その意義などについて積極的な意見のやり取りが行われました。
現代では無線ネットワークが世界中に張り巡らされ、世界中どこにいても音と映像の双方向のコミュニケーションが可能な時代となりましたが、果たしてその有効的な活用方法、およびその弊害としてはどのようなことが考えられるのか、生徒たちにとっては今後のネットワークのあり方について、あらためて考えさせられるよい機会になったことでしょう。