カナダ修学旅行現地レポート(10/30~11/4)
10月30日(月)、国際キャリアコースとマルチメディア表現コースの2年生が修学旅行のために、カナダ・バンクーバーへと出発しました。
現地は雲一つない青空が広がり、最高気温は13℃。風も穏やかで、市内見学をするには絶好のお天気でした。
初日は港街のスティーブストンでランチタイム。かつてサーモン漁で栄えたこの街は、和歌山県出身のある日本人がその産業の発展のために非常に貢献した歴史があり、日本とゆかりの深い街の一つになっています。
その後、2010年バンクーバー五輪の舞台となったアリーナや聖火台を見学して、みんなで記念写真。アリーナの中はオリンピックにまつわるグッズの展示や名場面の映像が見れたりと、今ではちょっとした博物館になっていました。
初日の最後は地元の人たちの散歩やサイクリングの場所として親しまれているスタンレーパークに寄って、バンクーバーの見事な街並みを対岸から眺めました。
そこにはカナダの先住民たちの伝統文化である、有名なトーテンポールも飾ってあり、生徒たちも興味深く見物していました。
街中が真っ赤な紅葉で溢れていて、どこの景色もロマンチックで心癒される景色が広がっており、生徒たちも初日ですでにバンクーバーが気に入った様子でした。
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カナダ修学旅行2日目は朝早くからバスでツワッセン港へ移動して、フェリーに乗り、バンクーバーの対岸にあるヴィクトリア島を訪問。その途中で立ち寄ったクレイダーロック城は、炭鉱で財を成した個人が建てたと言われているお城風の大邸宅ですが、個人の住居とはとても思えない外観と豪華な造りで、当時の生活の様子が伺える内部の展示も、華やかな衣装や調度品の数々を見ることができ、ため息がでるばかりでした。
島で一番栄えているヴィクトリアの市街地は観光地として発展しており、沢山のボートが止まっているハーバーの周りにお洒落なレストランやかわいいお店が点在しており、生徒たちは時間がいくらあっても足りない様子でした。
その後、街の中心にある州議事堂を訪問し、特別にガイド付きで施設の中を見学。そこは今でもブリティッシュコロンビア州の州議会が開かれている場所であり、荘厳な造りの建物自体に風格があり、生徒たちも少々緊張気味でした。バンクーバーという地名はカナダ西海岸の測量を行ったイギリスの探検家、ジョージ・バンクーバーの名前に由来するようです。
国際キャリアコースの生徒たちは今日から楽しみにしていたホームステイが始まり、みんな地元の各家庭で家族の人たちと共に夕食をとりながら、一緒の時間を過ごしました。
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カナダ修学旅行の3日目は、午前中バンクーバー市内にあるカナダNo2の有名な大学、UBC(University of British Columbia)のブックショップを訪問。そのあと、同じ敷地内にある人類博物館を見学。そこにはトーテンポールをはじめ、カナダ先住民の歴史と文化が多数の展示品と共に紹介されており、特に巨大な彫刻品の数々は圧巻の眺めでした。
その後、グランビルアイランドでショピングを楽しみながら自由にランチタイム。もともと倉庫街だったこの街は、再開発によって生まれ変わり、今では古い建物をそのまま活かしたショップやレストランが並ぶお洒落な街に生まれ変わりました。特に今日は快晴の青空でハーバーからの眺めがとても素敵でした。
午後からは、若者たちの街であるイエールタウンに寄ってから、地元で人気のアトラクション、フライオーバーカナダを初体験。画面いっぱいに広がる、空から眺めた壮大なカナダの景色に合わせて座席も前後左右に動き、まるで本当に空を飛んでいるような気分を味わうことができ、生徒たちも大喜びでした。
英語を話すことにも随分慣れてきた様子ですが、明日も自ら進んで積極的に現地の人たちとコミュニケーションをとってもらいたいと思っています。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
修学旅行4日目の午前中は、ホテルからすぐ近くのバンクーバー博物館を訪問。ここはカナダ建国100周年を記念して建てられた施設で、バンクーバーの歴史や文化を紹介する展示物が数多く展示されており、1900年代のカナダの人々の生活の様子をリアルに見ることができました。見学をする前に、ガイドさんからクイズ用紙が配られ、簡単なレクチャーを受けましたが、生徒たちはそのクイズの答えを探すのを楽しんでおり、みんな注意深く展示物を見て回っていました。
午後からはバンクーバー市内を班ごとに自主見学。メインストリートのロブソン通りにはいろいろなお店が集中しており、近くには美術館もあり、みんなそれぞれに海外の街の散策を楽しんでいた様子でした。カナダにももちろんマクドナルドがあるのですが、お店の看板にちょっとした違いがあり、そんな日本との違いを発見するだけでも感動していました。
最終日は荷物を整理してホテルから空港へ直行、名残り惜しい気持ちを残しつつ成田空港へ向かいました。
今回が初めての海外旅行という生徒も多い中、短い期間ではありましたが、日本とは異なる雰囲気、生活習慣、英語でのコミュニケーション、デザインや色のセンスを体験することができ、今後の英語学習に対する姿勢や創作活動に関して大きな影響を与えてくれることでしょう。国際キャリア・マルチメディア表現コース