その他
ブータン短期語学研修旅行③
★五日目★
十日間のブータン研修旅行の折り返しとなる今日は、パロとそのお隣の谷とを結ぶ峠道をドライブしました。もともと標高の高い国なので、峠とは言えその高さも相当のものです。曲がりくねった道を1時間ほど車に揺られ続け、たどり着いた尾根は標高3988m!!!富士山の標高が3776mと考えると、日本のどこよりも高い場所に立っているということになります。ここでしか見られない絶景を堪能しました。
★六日目★
今日は、ブータン人がみんな口をそろえて「ブータンのベストスポット!」と話す、タクツァン僧院を見学しました。標高約3000mの断崖絶壁に建てられた、ブータン随一のパワースポットなのだそうです。秘境ともいえるロケーションで、移動手段は徒歩のみです。登り始めは生徒達全員が「本当にあんな高いところまで歩けるの…?」と思いましたが、坂道を登り続けておよそ2時間半、無事全員で目的地に到着!神聖で厳かな雰囲気のただよう寺院にお参りした後は、絶景を眺めながらみんなでお昼ご飯をいただきました。長い道中、くじけそうになる度に励ましてくれたウトパル校の生徒さん達の優しさは本当に胸に来るものがありました。
七日目
金曜日のこの日は、 現地の生徒達と一緒に授業を受ける最後のチャンス。 ブータンならではの「GNH」 に関する授業に参加させていただきました。GNH(Gross National Happiness)とは、日本語に訳すと「国民総幸福量」 となり、現代社会の授業で学ぶGNP(国民総生産)やGDP( 国内総生産)に対して生み出された概念です。彼らの言う”The nation of GNH”とは、「国全体の経済発展よりも、国全体の幸せを」 というスローガンを掲げるブータンそのもののこと。 この理想を実現するため、国は「環境の保全」「伝統文化の継承」 など4つの柱を掲げているそうです。”Do you think Japan is the nation of GNH?”と質問されたのが、とても印象的でした。皆さんは、 何と答えますか?