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ブータン短期語学研修旅行④最終回

 八日目
 DSC01701出発前日にあたるこの日、お別れパーティーが催されました。朝から晩までいつも笑顔で私たちのお世話をしてくれたUtpalの生徒さん達が、ダンスを披露してくれる姿を見ているうちに、思わず涙がこらえきれなくなる場面も。もちろんエトワールの生徒達も、感謝の気持ちを表すために出し物を披露しました。
 ブータン最後の夕食は、Utpalの校長先生や理事長先生も同席してくださり、ちょっとしたお食事会となりました。理事長先生の、「ブータンはまだまだ発展の最中であり、日本から来た君たちは、Utpalの生徒にとっては遠い未来からやってきたようなもの。日本はブータンに様々な支援をしてくれた国でもあり、エトワールとUtpalの生徒達のように、日本とブータンの良い関係性がこの先も続いていくことを願います」という言葉が印象的でした。
 Utpalの先生方のおっしゃるように、日本とブータンどちらの生徒達にとっても、多くを学ぶことになった研修旅行でした。
一番印象に残ったこととして、出会うほとんどの人々が日々に不満を抱えていないことでした。自国の文化や伝統、暮らしに愛情をもって接している印象です。だからこそ、人に親切になれるし日々を笑顔で過ごせているのだと感じます。
今回の研修旅行では生徒も教員も、「普段の当たり前がいかに有り難いもので、当たり前ではない」ことを学びました。帰国後少し時間がたつと、どうしても学びは薄れがちです。このかけがえのない、めったには経験できない日々を忘れないよう、日々の考え方や暮らし方に生かせるよう意識し続けていってほしいと思います。