イギリス 修学旅行 中編
London Trip Day3
イギリス修学旅行3日目の午前中は、エリザベス女王が週末をお過ごしになる場所として有名なウィンザー城を訪問しました。ロンドン市内から西へ約40kmほど離れた場所にあるウィンザー城は、昨年の5月、ハリー王子とメーガン姫が結婚式を挙げた場所として話題を集め、今まで以上にアメリカ人を始め、多くの観光客で賑わう観光名所となっています。
また併設されているドールハウスでは、王室の生活を広く一般市民に知ってもらうために、1/12のサイズで精密に作られたミニチュアの展示や、豪華な宮殿の数々の部屋や調度品を見学することができ、その贅を尽くした暮らしぶりに驚くばかりでした。バスへ向かう途中で、お城を守る衛兵たちの交代式を見ることができ、まさに王族気分を満喫しました。
午後からは生徒たちが楽しみにしていたコッツウォルズを訪問。まずはイギリス の伝統的な喫茶習慣であるアフタヌーンティーを体験。イギリス は元々朝食と夕食の1日2食の食生活だったところ、19世紀になってイングランド貴族ベッドフォード公爵の妻、アンナ・マリアが夕食までの間の空腹を満たすために、軽食やお菓子類を紅茶と一緒に楽しむことを始め、それが一般市民に広まったことが由来と言われています。生徒たちも、貴族の気分を味わいながら、本場のアフタヌーンティーを美味しい紅茶と共に楽しみました。
午後からは昔のままの景観が保存されているボートオンザウォーターとライブリーの村を散策。コッツウォルズは"羊の丘"を意味しており、その昔、食肉用の羊の飼育から始まり、その後は羊毛産業で栄えた村々が点在しています。黄味を帯びた蜂蜜色の石、ライムストーンで作られた家々が並ぶ街並みは世界で一番美しい村と言われるほど美しく、700年前の姿がそのまま保存されている貴重な地域は、ナショナルトラスト(歴史的建造物を保護する団体)によって大切にその景観が守られています。
まるで、絵本の中の世界にいるような景色に生徒たちも感動の連続で、それぞれに写真や動画を時間ギリギリまで撮っていました。国を挙げて古い建造物を大切にする姿勢は、日本でも大切にしてもらいたいところです。