ボランティア活動
東北ボランティア研修旅行第1日目
7月30日~31日の一泊二日、希望者による東北ボランティア研修旅行が行われています。昨年度に引き続き2回目の実施となりました。今回は生徒30名が参加をしています。
第1日目は東京駅に集合し東北新幹線で新花巻へ、その後バスで釜石に移動しました。少し時間が取れたので釜石市郷土資料館にも立ち寄りました。
三陸鉄道は貸切りで、乗務員の方からお話を伺いながら当時の様子を想像し、被害の大きさを実感しました。
乗車した車体は震災後クウェートから送られたものでした。感謝のしるしとして列車の前後にクウェートの紋章、側面にアラビア語と英語と日本語で「クウェートからの支援に感謝します」というメッセージが掲げられています。
特に被害の大きかった「さんりく」駅では途中下車し、全員で黙祷を捧げました。また「恋し浜」駅では幸せの鐘を鳴らしたり、ホタテの貝殻にメッセージを書き、つるしてきました。
その後南三陸町にあるホテルへ行きました。ホテルでは夕食後に従業員の方から当時の様子や防災の心得をうかがいました。生徒たちは真剣に話を聞いていました。今後の備えに大いに役立ててくれることでしょう。
☆生徒の感想
未だ震災の爪跡が深く残された建物や、復興しつつある街並みを目にして、実際に被災地に来なければ分からない復興現状などを知ることができました。新しい道路や堤防をつくるために市街地全体をかさ上げするなど、今後の自然災害に備える対策は、震災を経験したからこそのものだと思いました。自分の目でみて感じた事や、現地の方々のお話を、身近な家族にも伝えたいです。そして、自然災害の脅威と、それに対する意識を高めなければならないと感じました。(K.Y)